はじめに
今回は、2020年4月30日にNHKで放送されたクローズアップ現代の新型コロナウイルスによる自粛生活でおこる弊害とその対処法が非常に参考になる内容でした。
一人でも多くの人に見てもらいたいので、記事にしてご紹介します。
- はじめに
- 大切な人と会えない苦しみ
- 少しでも大切な人の励みになれば
- 互いに不安を共有する
- 家庭内で分断された生活をする家族
- 自粛生活による心の健康を保つ方法
- 家族へのストレス対処方法
- 最後に
- よく読まれている記事
大切な人と会えない苦しみ
クローズアップ現代で放送されていた内容の中で、
末期がんを患った父親に会えない家族のお話が紹介されていました。
末期がんという事もあり、感染防止のため面会をする事もできずその方はお亡くなりになられました。
この方の息子さんのお話では、最後まで看取ることができず、
悔しさと悲しさが残っているそうです。
この様に病気と闘っている家族をサポートできずに苦しんでいる人や、家族が高齢のため会いに行けないという方も多いのが現状です。
持病のある方や、お年寄りなどにはコロナウイルスを感染させるわけにはいきません。
では、家族に会わずにただ日々を過ごすしかないのか。
少しでも大切な人の励みになれば
クローズアップ現代+で紹介されていたのがZoomなどの動画配信サービスを利用して連絡を取り合う方法です。
若年層の間では、Zoom飲み会などが流行り友人同士の交流ツールとして使われていますが、
離れて暮らす家族のサポートツールとしても大いに役立ちそうです。
動画配信でやり取りをする時は、、
・いつもよりも声を高く話す
・笑顔を多く見せる
などを意識すると、苦しんでいる家族に安心感を与えることができるそうです。
互いに不安を共有する
臨床心理士 冨森 崇さんが紹介していた不安との付き合い方が、オンラインで互いの不安などを話し合うことです。
そうする事で、心の中の漠然とした不安がより明確になり「上手に不安と付き合っていく」ことができるようになるそうです。
家庭内で分断された生活をする家族
放送の中で、ある4人家族の現状が紹介されていました。
仕事の都合上、不特定多数の方と接する機会のある父親が万一のことを考え子供と離れて暮らす。
離れて暮らすとは言っても、同じ屋根の下で生活をしながら父親は2階、子供たちは1階で生活をする。という内容です。
この生活をして1ヵ月以上経過しているそうです。
普段気丈にふるまう子供たちが、ふと路上に絵を描いていた。
その内容が、「猫のお父さんが二人の子供を抱きかかえる」
というものでした。
インタビュー中に泣いていた子供の表情を見ると、
子供が「発する言葉」と「胸の内」は、大きく違っており、寂しさを押し殺して生活をしているのかもしれません。
この子供たちだけではなく、全国各地で悩みや不安をため込み苦しんでいる子供たちのストレスケアが急がれます。
自粛生活による心の健康を保つ方法
番組内で紹介されていたストレス治療が専門の精神科医のアドバイス
身近な人との関係の作り方を見直す
具体的には、身近な人とのつながりを保つ。
逆境を経験した時に人と人とのつながりが如何に大切か身に染みている人が多いと思います。
近くの方々、つながれる方々との関係を保ち続ける
その方法として、
・不安を共有する機会を作る(Zoomなどのツールを活用)
・日常を少しでも続ける
・身近な人の「ありがとう」が心の支えになる
不安から離れる時間を持つ
「ネガティブな情報」を遮断する。
ワイドショーなどは煽りで溢れ返っています。
必要な情報は行政のホームページやニュースサイトを見たら
すぐに手に入ります。
⇩NHKの特設サイトがおススメです⇩
不安心を煽られるワイドショーなどは見る必要がありません。
日々を穏やかに過ごすことも重要です。
掃除をするなど、時を忘れて忙しさを作りましょう。
宇宙飛行士 野口聡一さんの「同じ空間で長時間生活」のアドバイス
宇宙飛行士の間で言われているのが、
「今日は何日目、あと○○日と数えない方が良い。
今日一日に集中する。」
同じメンバーと同じ空間で半年以上共に過ごす
宇宙飛行士の上官からのアドバイスとしては、
長期間同じ人と一緒にいることで関係が悪化した場合
「全員が満足することではなく、全員の不満にばらつきがない
ことを目指す」ことが重要だそうです。
「特定の人だけが不満を下げるのではなく、
メンバー全員の不満を均等に下げ、平等にすることが重要」だそうです。
・一日一日を乗り切る
・大切な時間や空間を互いに尊重する
・全員の不満を均等に
家族へのストレス対処方法
生活不安やストレスでDVや虐待をする人が増えています。
そのような事態を自分自身が加害者となって起こさない為のアドバイスが紹介されていました。
時間の仕切りを作る
一つ屋根の下でも、「この時間は父親が仕事をする時間」、
「この時間はお母さんが○○をする時間」など時間を区切って生活をする。
家の中に逃げ場を作る
「カーっ」となって怒鳴りそうになった時などに備えて、
あらかじめ自分自身の逃げ場を決めておく。
(5分だけトイレにこもる、ベランダで空気を吸うなど)
そうする事で、衝動的な言動をしなくなるそうです。
一人で悩まない
全国には多くのNPO法人があります。
一人で悩みを抱え込まず、電話などで悩み相談をしていくのも重要です。
最後に
今回はクローズアップ現代の放送を記事にさせてもらいました。
この自粛期間は時間がかかります。
長期戦です。何日たった、、いつまで続くのか、、という様に考えてしまうと、
宇宙飛行士 野口聡一さんが仰っているように心身に良くないと思います。
今に集中する事が大事です。
日々の暮らしにこの情報が役立ってくれたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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出典元:クローズアップ現代+
#緊急事態宣言